住宅ローン抵当権の抹消手続き
【はじめに】
このマンションに住み始めたのが、2002年後半だったのすよね。
今が2011年1月ですから・・・早いものです、もう丸8年を過ぎちゃったんです。
でも、このお家を買うために借りていた住宅ローンも、2011年明け、やっと返済完了いたしましたっ。(^o^)p
すると・・・なんだか、味気のないメールが届きましたよ。
もっと、「おめでとうございます!!!」とか、感動を誘う内容にすれば良いのに。<(^_^;
そう思いませんか?
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まぁ、それはともかく、肝心なのは内容でしたね。ローンを完済したのですから、住宅に設定されている抵当権を抹消しましょうよ、というお知らせだったんです。
メール本文には、銀行に頼んだ場合の費用は書かれていませんが、軽くネットで調べてみたところ、何万円も請求される場合も多いようですね。
その一方、自分で手続きをしました、というレポートも多く見受けられました。
どうやら、法務省の登記申請書ページから、「抵当権抹消登記申請書」のテンプレートがダウンロードできるので、そこに必要事項を記載の上、収入印紙2,000円を添付すれば、個人でも抵当権抹消手続きができるらしいんですよ。
よっしゃ、勉強を兼ねて、自分でやってみましょ。p(^o^)
というわけで、銀行のカスタマー・センターに電話。
「かくかくしかじかのメールを頂いたのですが、自分でやってみますね。8(’o’)」
と伝えると、
「じゃあ、書類をお送りしますね。」
とのお返事。
その数日後、封筒が届いたのでした。
ちなみに、結構大事な書類だと思うんですが、ごくごく普通の郵便でした。
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【銀行からの郵便物の確認&使い道について】
さてと、その中身は・・・
まずは、何が入っているか?について書いてある書類。
どうやら、
備考 |
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1. 住宅ローン契約書 | 1通 | ローン申込時の提出書類が返却されたもの (印鑑証明書2通、住民票1通、確認書2通添付) |
2. 抵当権設定契約証書 | 1通 | |
3. 抵当権抹消登記委任状 | 1通 | |
4. 抵当権解除証書 | 1通 | |
5. 代表者事項証明書 | 1通 | 「抹消手続き終了後、返信用封筒にてご返却ください」とのこと |
6. 履歴事項一部証明書 | 2通 | 同上 |
といったものが入っているようです。
(実際には、この他、一部書類を返信するための封筒も入っていました。)
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まず、「1. 住宅ローン契約書」は、本体はこんな感じでして、
この紙と一緒に、ローンを組んだときに提出していた印鑑登録証明書だとか、住民票、抵当権設定にかかわる担保提供者 兼 連帯保証人の署名、金利優遇に関する確認書が添付されていました。
後で分かったのですが、これら一式は、銀行が単純に返却してくれただけのものであり、抵当権抹消の手続きにおいては、特に必要になることはありませんでした。
⇒ というわけで、大事なのは、2つめの書類からでした。<(^_^;
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2つめは、「2. 抵当権設定契約証書」。
⇒ 内容を読んだりする必要はないよう(ダジャレ)ですが、法務局に行くときには持って行く必要があります。
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3つめは、目録で「3.抵当権抹消登記委任状」となっていたものの、実際には、ごくシンプルなタイトルの「委任状」。
⇒ こちらには、法務局への提出前に、日付および「私は、〜」のところに自分の名前を記載します。
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4つめは、「4. 抵当権解除証書」。
⇒ こちらに書かれている情報で、使うところが何箇所かありました。具体的には、ダウンロードしてきた登記申請書に対して、以下の3点の情報を転記しましたよ。
(1) 登記の目的: 「○○○ 抵当権抹消」となっている○○○のところに、<受付日&受付番号>を転記
(2) 原因:「△△△」のところに、<平成xx年x月x日付 弁済による>を転記
(3) 義務者:「□□□」のところに、銀行の<住所・代表者名>を転記
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いよいよ最後は、「5. 代表者事項証明書」&「6. 履歴事項一部証明書」です。
これら2種類、目録上は別々の書類のように書かれていたのですが、実際には、一式にホチキス止めされていて、「原本は同封の返信用封筒にて、ご返送くださいますようお願いします」という紙が添付されています。
⇒ 私は、「法務局に行くときには、一応、持って行ってみますか。<(^-^)」くらいに思っていたのですが、これは大失敗例でした。書類を法務局にプレゼントしちゃうんだったら、それで良いのですが、銀行に返却を求められているときには、以下のような写しを作った上で、原本と一緒に提出する必要があったのです。(>_<)
(1) ホチキスを外して、全ページのコピーをとる
(2) コピーをホチキス止めする。隅1箇所ではなく、本みたいな形になるようにする。
(3) できた本のページをめくり、2ページにまたがる部分に割印を押す。全ページ必要。
(4) 表紙に「原本の写しに相違ありません。」という文言と、自分の名前を記載の上、押印する。
ちなみに、品川法務局では、相談窓口のおじさんが非常に親切で、コピー&製本、押印含めて、すべて助けてくれました。(ToT) 私は表紙に名前を書いただけ。大変ごめいわくおかけしましたー
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【登記申請書の準備について】
・・・といった辺りまでが、銀行から送られてきた書類の情報となります。
でもでも、一番大事なのは、上のほうにも書いていた、法務省の登記申請書ページからダウンロードできる「抵当権抹消登記申請書」ですよね。
これについては、個人情報だらけなので、そういった部分は伏字にしつつ、私が用意したときにどうしたか?について赤文字でコメントを入れておいてみました。
もちろん、これで正しいという保証はどこにも無いので、ご参考にされる際には、くれぐれも事故責任でお願いいたします。(この書類に限らず、このホームページ全体がそういう性質のものですが・・・)
あと・・・ここでも私は失敗していたのですが、こちらも製本&押印が必要です。
(1) プリントアウトをホチキス止め。隅1箇所ではなく、本みたいな形にする。
(2) できた本のページをめくり、2ページにまたがる部分に割印を押す。全ページ必要。
(3) さらに、あとで訂正が必要になった場合に備え、全ページに捨印を押しておく。
ことをやってから、法務局に向かった方が良いです。<(^_^;; こちらも相談窓口のおじちゃんがやってくれました・・・
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【いよいよ法務局へ】
あとは、書類、印鑑、2,000円を持って、法務局へ行くだけです。
相談窓口でレビューをお願いしたあと、提出にいけば、すんなり受理してもらえます。
「1週間後に、印鑑を持って来てください。」
と書かれた紙を渡して頂くことができました。<(^o^)
=3
ただし、相談窓口および書類受付で確認していただけるのは、持っていった書類の範囲だけであり、あくまで、法務局が管理している登記簿etcとの整合が取れないことには、手続きは終わらないそうです。
そのため、登記申請書に連絡先の電話番号を書いておくことは、非常に重要なんだそうですよ〜。"(’o’)"
すんなり、手続きが進むか、はたまた電話呼び出しを受けてしまうのか、ドキドキしながら1週間を過ごすことになりそうです。
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【ふたたび法務局へ】
書類提出から1週間目を迎えた今朝、会社に行く前に、法務局に寄ってみました。
持って行ったのは、書類一式を提出したときにもらった「登記申請されたお客様へ」という紙と、印鑑だけです。
窓口に行ってみると・・・
この紙は、ちらっと眺めてもらっただけで、特に不要なようですね。<(^_^;
「お名前をお願いできますか?」
と言われたので、名前を告げると、五十音に整理されている引き出しから、台帳と書類が出て来ました。そして、
「印鑑をお借りできますか?」
ということになりまして、台帳に印鑑を押していただくと・・・あとは、書類を渡してもらって終了です。
書類は、銀行返送用の書類一式のほか、こちら、「登記完了証」2通ですよ。(^o^)p
窓口の方によりますと、
「登記完了証は2通あります。金融機関さんへの返送時に同封してください。」
とのことでした。<(’o’) らじゃっ
【書類の返送】
銀行から書類を送ってもらった中に入っていた、返信用の封筒に、
「2. 抵当権設定契約証書」、「5. 代表者事項証明書」、「6. 履歴事項一部証明書」
そして、本日、法務局が発行してくれた「登記完了証」を同封して、郵便ポストに入れました。
多分これですべての手続きが完了です。v(^_^) やったー
※注意 実は↑の返送内容には誤りがありました。後述しますが「2. 抵当権設定契約証書」は同封してはいけません。
【火災保険証券の発行】
家の郵便ポストを見ると、[重要]というハンコが押された封筒が入っていました。どうやら、ローンを組んだときに申し込んだ火災保険に関するものみたいです。
どれどれ・・・と開封してみると、「質権消滅済火災保険証」というもののようですね。
この火災保険を申し込んだ際、「質権設定承認裏書」という紙の被保険者(質権設定者)欄に、住所・氏名・電話番号などを記載したものを提出していたのですが、そこに、
「本保険契約については過日本質権設定の承認を
いたしましたが、今般本質権消滅の通知がありまし
たのでこれを受領いたしました。
本店xxxx年 xx月 xx日 YYYYYY火災保険株式会社」
という印鑑が押されて、返送されてきました。
また、その紙は、保険証券にホチキス止めされていました。
ついてきていた説明によると、
「ご契約は満期日まで有効ですので、証券はこのまま保管頂きますようお願い申し上げます。なお、ご契約内容についてご不明な点がございましたら、弊社営業課支社または取扱代理店までお問い合わせいただくようお願い申し上げます。」
とのこと。なるほど、ローンが完済しても、火災保険は契約期間はそのまま継続できますよ、ということみたいですね。
まぁ、私が払ったお金なんですから、そりゃそうだ、という気もしますが。<(^_^;;
ダラダラ書きましたが、たぶんポイントとなるのは、
という2点ではないでしょうか。
(推測で書いています。万一、間違っていたらゴメンナサイ。)
【大失敗が判明*^-^;*】
先日、法務局のオンラインで「登記事項証明書」の取り寄せをしてみました。
わざわざ法務局に行かずとも、ネットで出来ちゃうんですね。しかも手数料も700円で済むんですよ。"(^-^)"
・・・なんて事を書いていたら、ピンポーン♪と日本郵便の人が来ました。
てっきり、その書類が届いたんだと思って受け取ってみますと・・・
あれれ、銀行から送られてきた封筒ですね。(@_@;
開封してみると・・・
「抵当権抹消手続きをしていただき、ありがとうございました。
抵当権設定契約証書はxxxさま保管の書類でございますので、ご返却いたします。
長い間住宅ローンをご利用いただきましてありがとうございました。
今後ともxxxバンクをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。」
という手紙と一緒に、「2. 抵当権設定契約証書」が同封されていました。<(v_v;;;;
そうです、うっかり、銀行に返送しちゃいけない書類まで、返送してしまっていたのでした。
何ともお恥ずかしい限りです。*^o^;* てへへ
P.S.
午後になり、登記事項証明書も届きました。ばっちり手続き完了です。"(^-^)"